みかんの訪花害虫の・・・・

防除にスミロディー乳剤が動いています。
花の時点で微小害虫のスリップス、ゾウムシなどに加害されたみかんの
花は、その果実が大きくなるに従ってその傷あとがおおきくなり、茶色や黒色の
斑点だらけのみかんになってしまいます。

これはぶどうや柿についても同様の被害が出ていることからもこの被害を
防止することが大切であることがよく分かります。

自宅で、家の蚊やゴキブリには薬剤を撒布していながら、農作物には農薬を絶対に撒布
するなという消費者には、ちょっと文句が言いたくなります。
散布したゴキブリの殺虫剤は空気中を漂い食品に微量にですが吸収されます。

以前にインスタント食品会社の倉庫で使用した殺虫剤が製品の分析で
出てきてしまい、大量に処分されたというニュースがありました。
作物に撒布された農薬は、使用基準を守れば、残留基準値（人が一生食べ続けても
大丈夫な量の１００分の１量以下）を超えません。

上記の倉庫に使った揮発性の殺虫成分は空気を通じてインスタント食品に
吸収されたのだと思いますが、、これが、上記の残留基準値を超えてしまったと
思われます。

植物は害虫によって食べられますが、無防備ではその植物は絶滅していきます。
従って植物は害虫に食べつくされないように、その体内で農薬のような防虫物質を
自ら生産します。ですから虫食いのやさいはまったく安全というのは誤りです。
また、防腐剤が入っていない食品は安全というのは、全くバクテリアやカビがない
状態では言えますが、いったんカビが生えだすと、カビ同士の生存競争のため、
他のカビを生やさないための物質を出し続けます。これが毒性をもったもの
が有り、この食品は農薬や食品添加物を使っていないから安全、安心と
は必ずしも言えないということです。

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