農薬業界の商売は・・・・・・・

最近、水稲箱処理剤や水稲除草剤の新薬が毎年のように発売されていて、
今年はどの商品がどれだけの数量販売できるのか、予測が極めて難しい。

稲いもち病に薬剤耐性菌が出現したり、雑草の中に、ＳＵ剤（広葉、多年生草に効果が高かった。）
抵抗性のものが、アメリカから渡来したり、日本の多年生雑草が抵抗性を獲得したりして、今まで効果のあった水田除草剤の効果が著しく低下してきたため、その対策で新規の効果の優れる、除草剤が次々と開発されてきているためだ。

商売としては、まるでブティックを経営している人のように、流行を毎年追い、流行遅れの商品を
過剰に在庫しないように、常に目を光らせ頭も使っていなければならない。
従来型の商品は早く売り切らねばならないのだ。

これを徹底するには、在庫を置かず、受注してからメーカーに発注するという、スタイルに
変えていくことが必要であるが、メーカーも年内や春先の3月までには少し条件をつけて、
早期購入を迫ってくる。

また、前年比の金額や数量に対して条件を付けて、納入の促進を迫ってくるから大変だ。

ただ、最近は天候も低温や台風、爆弾低気圧や大雨、極度の高温、天変地変では、大地震まである状態で、なかなか予想ができないような変化の激しい時代だ。

その上、世界的には石油の高騰、食料・飼料の高騰、旱魃や大水害まであり、北朝鮮と韓国の
間でも、きな臭い危険をはらんだ状態が迫っているとも感じられる。

とにかく、今は昔と違って、変化の激しい時代だということを認識して、過ごさなければ
ならないということとでしょう。

農家の皆さんは、早め早めの農薬のお手配をせつに御願いいたします。

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