先日、某農薬メーカーの会議に出席して・・・・・・・・・・・
新農薬の開発状況について説明をうけた。
この農薬の日本国内での発売予定は2015年であるという。
しかし、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インドネシアでは2010年に既に発売されているという。
2011年には韓国で発売されているという。
日本では、5年も発売時期が遅れているのはどういうわけか?
しかも、発売されてから、日本国内では、各県での展示圃試験、販売する機関での
展示圃での効果確認を経てから、防除暦などに掲載し、指導されていることが多い。
そうすると、普及は7年は遅れる計算になる。 これは技術の遅れ、情報の遅れ、経済的な金利などの損害に結びつき、日本の農薬の販売原価の外国との価格差を考えると、諸外国にかなり遅れた体制となってしまっている。
日本の場合、農薬に限らず、医薬品でも、許認可の遅れにより、外国で売られている医薬品が、日本国内で認可が遅れているため、制癌剤などでも医師や患者が困っているケースをテレビなどでも観た経験があるが、これなどは、命までかかっているから深刻だ。
これから日本はTPPに参加する意向で検討に入っているらしいが、上記のような許認可制度の遅れがあっては、外国との農薬、医薬、の業界は致命的な格差となってしまう。
日本の植物防疫の制度ももっと見直して欲しいものだ。
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