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農薬登録制度の見直しが・・・・・・・・・・・・・・・・

6月より、国の食品安全委員会によって進められており、今後5年間程度をかけて
全農薬を欧米と同じような方法で規制しなおす動きとなっている。

難しい言葉でありますが、急性参照用量(ARfD)を設定するということです。
言葉を変えると急性暴露評価といって、今まではADI(一生食べ続けても大丈夫な農薬量の100分の一を基準としていた。)を基準としていたが、これに加えて、一度に大量に摂取しての安全性についての審査をこれに加えるということです。

この規制の実施が急であり、すぐにラベルどおりの使用にしなさいとの厚生労働省からの
指示により、農林水産省がメーカーを通じて問屋、農協、小売店、農家に至るまで、現有の
各段階の在庫分まで登録変更内容を添付し、新規の規制基準に合わせて使用させなさい、
という指示をしています。

しかしながら、流通段階にある在庫については、旧来の使用規制を前提として問屋、小売店、
農協は過去にこれを購入しているわけであるのに、農薬の登録作物をある時期に突然
変更し、作物によっては、これを登録削除し、又は使用規制をとても使えないくらいに、収穫前日数をふやしたりして、これを強制するのは乱暴であり、メーカーに対して強制しているようですが、
過去、半年前、または1年前に購入時点でその使用方法を許可していたものを後から規制し、
今後この規制に従えというのは、あまりにもひどいやり方で納得ができません。

流通段階に有る在庫をメーカーが回収し、ラベルを張替えて、この様な登録内容ですが、
これを問屋、農協、小売店、農家段階まで納得していただいて、仕入数量を検討した上で
流通させるのがスジなのではないかと思います。


今後3年から5年間にわたってARfDに基づく規制をあらゆる農薬について実施していく政府も少しは施行について配慮をしていただきたいと思います。

規制ばかり強めて、消費者の人気取りをし、自分の選挙区の人達の便宜には配慮をしている政治家もいるようですが困り者です。

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静岡県袋井市高尾町1-2
豊田肥料(株)アグログリーン部
 鳥羽 和興
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