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10月になってからは、気象の乱れは・・・・・・・・・・・・

あまり無く、東海地方は好天が続いています。

農薬の12月の新年度価格は機械油剤の値下がりは噂されていますが、その他の商品について

は、今のところ、大きな値下がり、値上がりの情報は有りません。

◎ところで、先日、「小説上杉鷹山」という本、上巻、下巻を読みましたが、17歳の若さで、米沢藩主 となった鷹山が、当時大赤字の上杉、米沢藩を愛と知略をもって見事に立ち直らせ、武士だけでなく、町民や農家、女性や子供まで分けへだてなく教育するための学校を藩民の寄付金を
つのって建設したことは、大変立派であったと感心しました。
また、垣根にはウコギを植えさせ、武家、町民、農家を含めて桑を植えさせ、蚕産を振興し、絹織物を生産して江戸などに販売。
各家庭の庭には錦鯉を生産し、江戸へ売り込んだり、藍の生産をさせ、藍染職人を呼んで産業化をはかり、コウゾを生産させ紙を生産して販売をすすめたり、紅花を生産させて口紅の原料として売り込ませたりして、現金収入を増やさせたり、灌漑用水の引き込み工事を進め、荒地に
水田の開墾を武士自ら行わせたりと、農家のみでなく、藩民総出で働かせたことで豊かに
なっていったということです。
鷹山が37歳の頃、今から251年前には天明の大飢饉が東北を襲いましたが、県外から
食料を求めてやってくる難民には拒むことなく対処をしたそうです。
この結果、米沢藩からは一人の餓死者も出さずに乗り切ったとのことで、感動しました。
江戸時代は飢饉が多く訪れ、天明、天保、享保、寛永が有名ですがその他にももう少し
軽い飢饉を含めると6回もあったそうです。
明治以降は大きな飢饉は起きていませんが、昭和39年や平成5年のような不作の年も
有るわけですから、油断はできませんね。
明治になってから、内村鑑三が上杉鷹山の伝記を英訳し、世界に広めた。
その後、アメリカでケネディが大統領になったときに、日本の記者がケネディに知っている
日本人について質問したところ、「上杉鷹山」と答えたため、日本人記者はこの名前を知らず、
大いに話題になったということです。

                                               農薬通販JP
                                                 鳥羽 和興

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