2016年5月13日
5月10日のNHKニュースで、福岡県産のいちごが・・・・・・・・。
台湾やEUへ輸出すると、平成23年で18件、平成27年で126件も残留農薬の検出
により、不合格となっていて、輸出用には新たに別の畑で栽培しなければならない。
日本は諸外国と比べて残留農薬規制が甘いのではないかとの意見が、私のフェイスブック記事に
掲載されていた。
これを調べたところ、ピメトロジンという農薬成分の残留規制値が台湾やEUでは0.01ppm以下
なのに対し、日本は2ppm以下と200倍も日本の規制がゆるいためだとのこと。
(EUではこの農薬はブラックベリーに登録を取得して販売されている。)
◎この原因はこのピメトロジンという農薬はEUや台湾では農薬登録を取得しておらず、
日本では作物残留試験を実施し、いちごに農薬登録を取得しているためだと分かった。
NHKもずいぶん、いいかげんな調査のもとで報道しているなとあきれた。
ちなみに、0.01ppm以下というのは100トンの水に1cc以下という数字で、25mプール2杯に
1ccという微量の量を指している厳しい数字だ。
私の意見としては、これだけTPPの推進だとか、農産物の輸出促進だとか政府が進めるの
ならば、農薬の使用規制の国際基準を統一して上記のような人心の混乱を防いで
欲しいものだと思っています。
農薬通販JP
鳥羽 和興
by at 08:47