6月30日から10日後の・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天気予報を見ても、雨と曇りが多く、気温も30度程度の日が続く予報となっております。
野菜地帯では病害の発生が増えてきており、銅剤の不足も心配されます。
水稲では、いもち病や紋枯れ病の発生も増えてくると思います。
その他、茶ではたんそ病、果樹では黒星病など等、心配される病害は数多くあります。
せっかく作っている作物が半作になったり、全滅することもありますので、注意が肝要です。
また、気温が例年よりも高温で推移しておりますので、害虫にも油断ができません。
◎昨日、農家の方からお問い合わせがありまして、ハウストマトの栽培でアブラムシの発生
が多く、アブラムシの気門封鎖による殺虫剤を散布しているが、小さいアブラムシには
効いているが、大きいアブラムシは動いていて、今一効いていないようだとのことでした。
メーカーに問い合わせたところ、アブラムシの発生密度が多い場合、大きくなったアブラムシ
は一部生き残ることがあるとのことでした。 発生密度が多い場合は一度、アブラムシ専門
の農薬(ベストガード水溶剤1000倍やウララDF2000倍などで)で一旦殺虫した後、使用回数
の制限の無い気門封鎖剤(粘着くん液剤100倍、オレート液剤100倍、サンクリスタル乳剤300
倍)などを散布していただくようにお勧めしました。
尚、上記3剤以外のアカリタッチ乳剤、サフオイル乳剤はハダニ、ホコリダニ、コナジラミ(アカリ
タッチはうどんこ病もOK)には登録が有りますが、アブラムシにはまだ登録が有りませんので
剤を使い分けることが必要です。
トマトやいちごについては作物の収穫期間が長い為、上記のような安全で使用回数制限の
設定されていない農薬を使用する必要が出てきます。
その他、ハウス内では、天敵の利用が作業の省力化に非常に役立っていると評判が
高いです。 天敵のみで防除するのは、効果が完璧とはならないので、途中段階や
最初の段階で農薬で防除し、後の管理に天敵を利用する方が多いです。
◎上記の農薬は、農薬通販JPでも販売しておりますので、宜しくお願い申し上げます。
農薬通販JP
鳥羽 和興