ドイツのバイエル社は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

米国モンサント社との買収交渉により、９月１４日、モンサント社の株式を１株当たり、128ドルで

購入することで、買収交渉が成約したと発表した。

つまり、日本円に換算すると、６兆７７００億円（１ドル＝102.56円）の巨額買収となる。

この買収の完了は２０１７年末に完了する予定。

バイエル社は、モンサント社の遺伝子組み換え種子を含めた種子事業を欲しかったようで、

また、モンサント社は、米国のシェールオイルの生産拡大による、原油安によって、バイオエタ

ノール需要の極端な低迷で、（遺伝子組み換えを含む）種子事業の破綻が会社の事業の

シュリンクをきたし、株主からの攻撃から、逃れる手段として、バイエルへの買収に同意

せざるを得なかったと思われます。

◎去年から今年にかけて、ダウケミカル（米）とデュポン社（米）が合併、シンジェンタ社（スイス）

　が中国の化学会社に買収され、今度は上記の件が成約にこぎつけたということです。

◎ここで、日本の化学会社は、なぜ出てこないのか？戦後ＧＨＱによる財閥解体で

　資本が分散して力が無くなったままなのか。安倍首相のアベノミクスでＧＤＰ１００兆円

　増加を目指すと言っておられますが、日銀の金融緩和をいくらやってもインフレ化は

　進んでおらず、投資促進を国は推奨しても景気浮揚には結びついていないようです。

　上記のような投資案件について、政府と民間が協力して大きな投資を政府も後押しして成約させていく

　ということも考えていくべきではないかと思います。

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