台風19号による・・・・・・・・・
農業被害は、NHKによると1300億を超えていて、15号の被害を合わせると1800億を超え
るというから驚きです。死者も75人を超える方が亡くなっており、大問題です。
浸水家屋も12000戸以上ですから、甚大な被害です。
YOUTUBEで京都大学の藤井聡先生のお話を見ましたが、これは人災であるとのことです。
何故なら、東京や埼玉を含めた都心部への水害はあまり出ていないのです。
これは、八ッ場ダム、渡良瀬川遊水地、荒川第一調整池や都心の地下貯水場などによって
かろうじて堤防決壊から守られたためのようです。
では、その他の地域、長野県、茨城県、東北各県の洪水は防げなかったのか。
これは、財務省による財政支出がプライムリーバランスを理由によって、予算が制限され
ていて、安倍総理の掛け声の国土強靭化にもかかわらず、予算化できていないのです。
「子や孫の代まで借金を残すな」の精神で国家予算の使用を制限してきた影響が出ている
ようです。 この影響は深刻で河川だけではなく、防衛、教育、公共投資全般の予算制限
に及んでいます。 では、政府は1000兆円の借金があるから予算は増やせないのか?
米国のステファニー・ケルトン教授の提唱するMMT理論(現代貨幣理論)によると
国債(赤字)を発行して公共投資を増やすことは、その国の経済を発展させるために有効
であると言っています。これを発行しすぎるとインフレになる心配はありますが、その時
は金利を引き上げることによって調整できるとのことです。
日本は橋本総理のときから、デフレつづきで、いまだにデフレから脱却できていない、
先進国の中ではGDP成長率最低の国で、20倍ちかくまで伸びている中国、3~5倍に
に伸びているEU諸国、アメリカにくらべて、経済運営に失敗している国で、消費税
だけは10%に引き上げて国民をますます貧困化に導いている国です。アベノミクスは
失敗に終わっているということだと思います。
農薬通販JP 鳥羽 和興