今年は・・・・・・・・・・・
いつもの年とは違うようです。
庶民の味方のはずの、サンマが1匹1500円の高値で市場で売られたりしていて、
マグロの大トロのような高値だそうです。今年はサンマが、北海道周辺の海の水温が高く
て日本周辺の海では獲れないようです。 野菜も7月の雨続きがひどく、8月になって
からの極端な高温と干ばつで、夏野菜のできが悪く、また、コロナの影響で高冷地への
東南アジア、中国からの農業研修生の入国が減少しているため、農家が野菜の作付を
減少させた影響もあって野菜の価格が例年の3~4倍に跳ね上がっている状況です。
一方で中国では揚子江などの流域での大雨が続いていて70年から100年ぶりの洪水
の大発生で農耕地が水没していて、東北部などではイナゴも大発生があり、農作物
不足が予想されている状況ですので、外国農産物による安値の影響も予想しがたく、
当分の間、農作物の高値が心配されます。(アメリカからの農作物への高関税の影響
も。)。最近ジアミド系のヨーバルや昨年来の新薬、グレーシアをはじめ殺虫剤がつぎつ
ぎに出てきておりますので、活躍が期待されます。
水稲ではトビイロウンカが例年の10倍の発生があると以前に愛知県の予察の情報を
お流ししましたが、菊川市で上記害虫による全面的に枯上がってしまった水田が出て
きているなど、エクシードフロアブルでの防除を急いだ方が良い圃場もあるようです。
来年はトビイロウンカやその他のウンカに、より強力に効く箱処理剤の防除がふえてくる
のではないかと思います。
その他、キャベツ、ブロッコリーで問題となる、コナガ、ヨトウムシ対策として、
グレーシアを含めた薬剤のローテーション散布が不可欠です。
農薬通販JP 鳥羽 和興