2021年2月17日
地球温暖化対策で・・・・・・
地球温暖化対策で、米国のバイデン大統領が脱炭素社会を提唱し、EUも10年から15年後
にはガソリン車の廃止、中国、日本も同様の対応を目指している。 これで、原油の消費
が減少し、原油採掘や販売の会社は仕事が減り、大変なことになるのではないかと思って
いましたが、必ずしもそうではないようです。 昨年原油が1バレルあたり、26ドルから
ゼロ以下の水準まで暴落していましたが、現在は60ドル以上に値上がりしており、10年
後、20年後には100ドルから150ドルまで値上がりすると予測されています。
農薬では、機械油乳剤(ハーベストオイル、トモノールなど)、乳剤、展着剤など、
肥料業界では窒素肥料などはこれにつれて値上がりするでしょう。 その他、農業資材の
プラスチック製品、ポリエチレン類、また、一般家庭では、洗剤や家庭用プラスチック類
などがこれに伴って値上がりしていくと思います。 何故値上がりするのか? これは
難しいですが、今まで、米国がシェールオイルを安価で産出し、産油国などがこれに
対抗してこれらの企業との競争により、値下げをし続けたことやコロナの世界的流行
で石油消費が縮小したことことなどにより原油の暴落がおきました。 これからは
ワクチンの普及が進み、世界の原油需要が増え、産油国も値上げしやすい環境と
なってきたことが原因と考えられます。
農薬通販JP 鳥羽 和興
by at 14:35