2021年4月21日
以前にもこのブログに・・・・・・
以前にも(3月16日)このブログに書きましたが、今年の6月からは窒素、リン酸肥料
が値上がりしそうです。 商品によっては10~15%も値上がりするものがでてくるかも
しれません。これは中国と米国、モロッコなどの国しかリン酸肥料が産出できないのに、
世界最大のリン酸肥料産出国の中国が昨年、イナゴの被害と水害の発生が大規模で三峡ダ
ムが決壊しそうになるほどの災害が続いており、外国へリン酸肥料の原料を輸出するより
も国内優先にするという方向だと思います。また、米国も外国への輸出を抑制する方針
のようですので、国際価格はすでに値上がりしている状況のようです。 窒素は原油
の値上がりが関係しており、昨年、1バーレル、25ドル以下まで値下がりしていた
原油が今では60数ドルまで値上がりしていて、日本国内のガソリンはすでに大分値上が
りしています。その他、アフリカ、中近東、インドなどまでサバクトビバッタが昨年は
大発生しており、世界的にも食料不足は当然予想できます。
もしも、6月以降も作付を予定されている方は、もしも入手可能な肥料があれば、いまの
内に入手されることをお勧めします。 また、これだけコロナで不景気になっても
トラックの運転手の人手は不足しているのが現実です。 人件費は上がる、ガソリンも
値上がりする、で大変ですが、先手先手の手配が重要です。
一方農薬は1年に1度の10月以降の価格変更となりますが、原油が上がれば、全ての
物価が上がります。 特に秋以降はハーベストオイル、トモノールなどの値上がりが
あると思います。少しは多めに入手されることをお勧めします。
農薬通販JP 鳥羽 和興
by at 15:26