トップページ »  » 日本の肥料業界は・・・・・・・・

日本の肥料業界は・・・・・・・・

肥料の大半を中国産の窒素、リン酸、カリ肥料とその混合された製品の供給に

頼ってきた経緯がある。  しかし、今年の夏~秋口からは、状況が一変してきた。

中国国内南部の大雨、洪水、東北部のイナゴの被害が大きい状態の為、農作物不足で

国外への輸出を抑制したりしているため、十分な肥料が日本に入ってこない現状が

ある。 加えてアメリカも農産物(小麦、トウモロコシ、大豆など。)が、干ばつ

などの影響もあり、不作で、日本が輸入している飼料、小麦、大豆、トウモロコシ、

は春先から秋まで値上げが続いている。(小麦粉、植物油の度重なる値上がりはテレビの

ニュースなどでも皆さんは知っておられるでしょう。)。 リン酸の世界一の

産出国は、中国、二番はアメリカですが、上記の状況から、両国ともリン酸の

輸出を抑制しています。 第三位のリン酸の産出国はモロッコですが、日本からは

はるかに遠い国で、産出量の上記2国に比べると少ないため、あまり大量に輸入を

するのは困難が予想されます。 というわけで、今肥料製造、卸業者は原料、製品

の来春までの物量はどうにか確保できるかというところで困っています。

来年にかけては、中国でオリンピックも開催されるということで中国も国の威信を

かけているんだと思います。 来春以降の肥料の輸入はどうなるのかは、まったく

分からない状況で、日本の肥料業界全体が困っている状況です。

こんな中、弊社が販売してるOATハウス肥料ですが、11月からの肥料業界の値上げ

では、肥料業界が15%以上の値上げをしましたが、OATアグリオの肥料は値上げを

せずに頑張っています。 偉いですね。  私も本来ならば、肥料全般に値上がり

しますよと予想してきた中で、これは予想外でした。  しかしこの状況が続けば、

来年6月の値上げは必須と思いますので、品不足とならない前に是非多めのご購入

をお勧めします。   それでは。

          農薬通販JP  鳥羽 和興

◎追伸  ちなみに、欧州も今年は大雨が続いた影響で穀物が不作となっています。
     これは、地球温暖化の影響でしょうか?

by   at 09:19
2021年11月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30