アメリカでのインフレ傾向が・・・・・・
続いていて、8%台になっているという。 これに伴い、FRBが米国の金利を
引き上げるのではないかと言われている。
日本も不況下のインフレで、スタグフレーションに陥るのではないかと心配される。
原油、金、銅、アルミ、木材、半導体、石炭、食料品(大豆、小麦、とうもろこし等)、
コンテナ船の運賃などが国際的に高騰を続けていて、世界中がインフレになっている。
これは、世界中の気候変動や、炭酸ガス排出規制、米国と中国の政治的軋轢の影響もあ
り、止めることができない情勢だ。 脱炭素社会の提唱により、原油の需要減少を
見越して産油国が新たな原油掘削を数年前から止めていることも影響している
という。 原油掘削には4年くらいの年月を要するため、昨年まで1バーレル25ドル
だった原油が今は80ドル台になっているが、2年後くらいには100~120位までは
値上がりするのではないかと専門家は言っている。 石油の値上がりはインフレを
招くのは容易に想像できる。 また、脱炭素社会を目指すといって石炭の需要減少
が予測されていたが、原油が値上がりしている現状で、電気自動車の普及をはかって
いるようだが、太陽光発電、風力発電、波力発電ではまったくその需要には追い付かない
ようだ。 水素、アンモニア燃焼によれば脱炭素にはなるが、アンモニアはすでに
高騰していて採算にあわないようだ。
上記の現象はコロナの終息が遅れていることもさらに悪影響を与えている。
農業に関しては、中国の昨年の農作物の不作により日本に対して、肥料と一部の農薬の輸
出制限をかけており、これが肥料と一部の農薬の値上がりと品不足を招いているという。
今年は、一部のリン酸肥料をモンゴルから輸入したりしており、大変な状況だ。
今年は上記のような大変な年なので、早めに農業資材をご準備ください。
農薬通販JP 鳥羽 和興