2022年4月29日
農薬と肥料の価格改定時期は・・・・・
以前にもブログに書きましたが、違います。
農薬は12月にメーカーと全農による改訂交渉により改定されます。(年1回)
でも、あまりにも国際市況などの変化が大きくなり、剤別には期中で価格改定される場合
もあります。
肥料は6月と11月の年間2回の改定時期があります。
昨年秋から現在に至るまで、肥料、農薬ともに中国の農作物の不作、アメリカの不作、
ヨーロッパの不作などがあり、一方で肥料の原料、製品とも中国からの輸入に頼っていた
日本は、中国国家の意向により、中国国内優先の肥料の配分と値上げの影響を受けまし
た。 農薬も一部のグリホサート関連製品などの値上がりが顕著となりました。
その後、ロシアとウクライナの戦争が勃発しました。これにより、小麦、トウモロコシ、
ソバ、食料油などの値上がり、燃料の値上がり、米国の金利引き上げによる円の値下がり
などもあり、国際的に食料品、燃料、木材等のインフレはますます進みそうな状況
です。 今年に入っての中国の天候も不順で洪水が頻発しており農作物の値上がり
は続きそうです。
6月から改定になる肥料価格も更に20%くらいは値上がりするのではないかと
の予測があります。(ご参考までに。)
農薬の価格は今年の12月に発表されますが、例年よりもその値上がり幅が大きく
なることが予想されています。農薬の原料となる、原油の値上がり、リン鉱石の
値上がり、船賃、運送賃、包装資材などの値上がり、円安などの原因があります。
アバウトな予測ばかりで申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
農薬通販jp 鳥羽 和興
by at 12:33