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6月18日、19日は・・・・・・・・・・・・・・

静岡県農薬安全指導者講習会が袋井市と静岡市の2箇所に分けて、県下の農薬・肥料販売店、
農薬卸商組合の会員と社員、全国農薬安全指導者協議会静岡県支部のメンバーを集めて
実施された。

県庁からは、農山村共生課農産環境班から、農水省、厚生省、環境省の指導による、農薬の適正な販売・使用、管理を推進するため、「農薬危害防止運動」を実施する。
これにより、農薬による危害防止、安全な農作物の生産・供給及び環境に配慮した病害虫防除
対策に役立てることを目的とした運動を6月1日から8月末までを特別に注意する月間とすることとした。
全国的な事例では、農薬の使用途中のビン(劇物)を子供の手のとどかない、保管庫に鍵を掛けて保管する。ドリンク剤やジュースなどの空き瓶に移し変えない。(これを酒に酔って飲んだ事例が過去にある。)などの注意が発表された。

また、静岡県警察からも出席があり、4月15日に起きた、ボストンマラソン爆弾テロ事件もあり、
肥料、農薬の販売店の方には特に不審な購入者については、警戒,通報して欲しい旨の依頼と説明があった。 肥料では、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、硫安、農薬では、塩素酸ナトリウムなどの販売に気をつけて欲しいとのこと。(未成年者が興味本位で爆弾を造りかけた事例もあり、保護者も注意が必要。)


県病害虫防除所からも農薬の保管管理、非農耕地用無登録の除草剤について、使用対象
の場所が非農耕地であるかどうかの確認など、登録農薬の登録作物への使用を守っての
使用をすすめることの依頼があった。

また、今年の病害虫の発生予察(予報)の調査を実施しているが、斑点米の原因となるカメムシ
の生息がかなり増加(昨年の数倍から10倍くらいに。)しているという情報があった。

中でもアカスジカスミカメという体長4,5~6ミリメートルのカメムシが特別ひどく増加している
とのこと。  このくらい小さめのカメムシですと、稲の穂孕み期から加害をはじめるので、
稲の穂孕み期と出穂7から10日後の2回防除が望ましい。

斑点米は米の等級低下による経済的被害が大きくなるため、今年は特に注意が必要。
稲が実る前はカメムシは畦畔雑草や休耕田の雑草にいるので、雑草を除草剤で枯らす方法も
あるが、出穂10日前以降に除草すると、かえって稲穂にカメムシが移ってくるので、注意が必用である。

その他ランネート45DF、プリグロックスについても原体メーカーから使用上の注意などについて
の説明がなされました。

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静岡県袋井市高尾町1-2
豊田肥料(株)アグログリーン部
 鳥羽 和興
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