2016年2月 4日
今日は、私がびっくりしたニュースを・・・・・・・・・・・・
ご連絡します。
中国の中国化工集団という会社が、世界の大手農薬会社のシンジェンタ(スイス)を買収すると
発表したとのこと。 買収価格は5兆1600億円と、中国の買収企業でも過去最大規模である。
◎もうひとつの大きな出来事は、今年中に米国のダウケミカルとデュポン社が合併する見込み
であるとのこと。
上記の企業の買収、合併の原因は、米国のシェールオイルの生産の増加により、世界の
原油価格が値下がりし、植物オイルの燃料への利用(バイオエタノール)が価格的に対応急激に
中止となり、このための遺伝子組み換え種子を開発投資していた企業や原油開発投資していた
化学会社のダメージがかなり出ているためだと思われます。
今後の流通がどうなるかは、我々農薬卸会社も仕入れ元の会社の再編により、大きな影響が
出てくるのではないかと心配されます。
◎アベノミクスでの日本の景気の大きな好転がみられない中、日本の政府がこのような大きな商談を取り込んで、日本企業の数社により買収という方向にもっていけば、日本のGDPを引き上げることが可能になるのではないかと思います。日本の企業は、敗戦後、GHQにより大企業が分社を余儀なくされ、企業規模が縮小されたままで、中国のような世界を見据えた大きな取り組みを構想することができないのかと残念に思います。 農薬通販JP
鳥羽 和興
by at 11:40