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7月の静岡県農作物病害虫・・・・・

7月の静岡県農作物病害虫予察情報が出ました。

稲     葉いもち・穂いもち・・・・・並
      縞葉枯れ病・・・・・・・・・やや少
      セジロウンカ・・・・・・・・多
      トビイロウンカ・・・・・・・多
      斑点米カメムシ類・・・・・・やや多

かんしょ  ナカジロシタバ・・・・・・・やや少
      イモキバガ・・・・・・・・・やや少
      エビガラスズメ・・・・・・・やや少

温州みかん  黒点病・・・・・・・・・・多
       チャノキイロアザミウマ・・やや多
       ミカンハダニ・・・・・・・やや少

中晩柑    かいよう病・・・・・・・・やや多
       
キウイフルーツ  かいよう病・・・・・・並

果樹全般   カメムシ類・・・・・・・・やや少

茶      たんそ病・・・・・・・・・多
       もち病・・・・・・・・・・やや多
       輪斑病・・・・・・・・・・やや多
       チャハマキ・・・・・・・・やや少
       チャノコカクモンハマキ・・やや少
       チャノキイロアザミウマ・・やや多
       チャノミドリヒメヨコバイ・・多
       ヨモギエダシャク・・・・・やや少
       
菊(施設)  白さび病・・・・・・・・・やや少
       黒斑・褐斑病・・・・・・・並
       アザミウマ類・・・・・・・やや少
       アブラムシ類・・・・・・・やや少
       オオタバコガ・・・・・・・やや多
                          以上
◎上記の内で特に怖いのは、トビイロウンカだと思います、通常は中国南部から飛来して
 日本で1か月毎に世代を繰り返し、3世代後に9月下旬から10月上旬に坪枯れ症状
 が水田で見られるようになり、騒ぎになりますが、ここからの防除では遅すぎる
 ようです。7月下旬から8月上旬には防除をする必要が有ります。この虫は稲株の
 下の方に居りますので、農薬は稲の下部まで、よくかかるように散布することが
 必要です。上記が平年の生態ですが、今年は昨年よりも一か月も早く日本に飛来して
 きておりますので、より早めの防除が必要になると思いますし、それだけ繁殖が
 盛んになる恐れがあると思いますので、水田の観察をして被害を最小限に抑える
 ようにしてください。
           農薬通販JP  鳥羽 和興

by   at 15:48  | Permalink

四国、近畿、東海地方に・・・・・

四国、近畿、東海地方の各県から、水稲のトビイロウンカ、セジロウンカの誘殺灯への

飛来が確認されたと発表されている。 早い所では5月17日から、静岡県では5月23日か

ら誘殺が確認されている。 平年ならば、7月上旬の誘殺が確認されるが、今年は1か月

以上も早い。  梅雨入りも3週間早かったが、中国南部、ラオス、ベトナムからの

梅雨前線によって運ばれる時期が1か月も早いということは、昨年問題となった、

8月から10月にかけての、主にトビイロウンカの水稲の坪枯れ被害が1か月早く

始まり、その被害が大きくなる恐れがあるということです。

予察灯へ飛来した県をあげると、㋄中旬では徳島県、和歌山県、大阪府、㋄17日から

20日にかけては、奈良県で複数回、㋄23日、6月5日には静岡県で確認された。

気象庁の1か月予報によると、これから1か月は気温が平年より高く、降水量は少ない

予報となっており、ウンカ類の増殖に適した気候条件であるので警戒してほしい。

防除剤としては、エクシードフロアブル、MRジョーカー粉剤DL、トレボン粉剤DL、

キラップフロアブル、MRジョーカーEW、トレボンEW,トレボン乳剤などでの

防除を徹底するようお願いしたい。 各薬剤によての散布回数制限(2回又は3回まで)

を守って防除をお願いします。

弊社の農薬通販JPでも販売しております。宜しくお願いします。

※上記の防除剤でエクシードフロアブルが特効薬ですが、毎年売り切れとなるため、

お早めにご購入、準備されますようお願いします。

          農薬通販JP  鳥羽 和興

by   at 14:46  | Permalink
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