2021年5月31日
昨年はトビイロウンカの・・・・・・・
静岡県では、昨年はトビイロウンカの被害が多く、全国的に稲の出穂後の減収被害に
やられて、菊川市、袋井市などでは、ほぼ収穫皆無になった圃場もありました。
この害虫は日本では越冬できないため、中国南部、ベトナム、ラオス北部からの梅雨
前線に乗って日本に飛来し、大きな被害をもたらします。
昨年は、台湾、中国福建省、湖南省、湖西省、広東省から6月10日~7月12日にかけて
(18回)、梅雨前線にのって日本に飛来したようですが、今年はこれより3週間も早く、
5月6日~5月26日にかけて、すでに8回同地域から飛来している可能性があるようです。
日本の梅雨が昨年よりも3週間も早くやってきているので、仕方がないですが、
害虫の日本への渡来もそれだけ早くなる可能性が有るわけですね。
セジロウンカ、トビイロウンカの日本での生育期間が長くなると、それだけ被害が
昨年より増える可能性がありますので、今年こそは水田の見回りを増やして、坪枯れ
等の被害にやられないようにお気をつけください。
本田防除剤ではエクシードなどの特効薬などもありますので、品切れにならないうちに
確保してください。
農薬通販JP 鳥羽 和興
by at 14:18