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静岡県病害虫防除所から・・・・・・

8月の病害虫発生予察情報が出ました。

稲        葉いもち・穂いもち・・・・・・やや多
         紋枯れ病・・・・・・・・・・・並
         ごま葉枯病・・・・・・・・・・多
         稲こうじ病・・・・・・・・・・並
         トビイロウンカ・・・・・・・・やや多
         斑点米カメムシ・・・・・・・・やや多
         コブノメイガ・・・・・・・・・やや少
         イネツトムシ・・・・・・・・・やや少

かんしょ     ナカジロシタバ・・・・・・・・多
         イモキバガ・・・・・・・・・・やや少
         エビガラスズメ・・・・・・・・並

温州みかん    黒点病・・・・・・・・・・・・並
         ミカンハダニ・・・・・・・・・やや多
         チャノキイロアザミウマ・・・・やや少

中晩柑類     かいよう病・・・・・・・・・・並

なし       ナシヒメシンクイ・・・・・・・やや多

かき       フジコナカイガラ・・・・・・・やや少
         ハマキムシ類・・・・・・・・・やや少

果樹全般     カメムシ類・・・・・・・・・・やや少

茶        炭疽病・・・・・・・・・・・・やや多
         輪斑病・・・・・・・・・・・・やや多
         新梢枯死症・・・・・・・・・・並
         チャハマキ・・・・・・・・・・並
         チャノコカクモンハマキ・・・・並
         チャノホソガ・・・・・・・・・並
         チャノキイロアザミウマ・・・・やや多
         チャノミドリヒメヨコバイ・・・並
         ヨモギエダシャク・・・・・・・多

菊        黒斑病・褐斑病・・・・・・・・並
         アザミウマ類・・・・・・・・・やや多

作物全般     ハスモンヨトウ・・・・・・・・やや少
         オオタバコガ・・・・・・・・・多
                             以上

         農薬通販JP   鳥羽 和興
       

by   at 09:00  | Permalink

いよいよ梅雨も明けかかって・・・・・

来たようですが、如何お過ごしですか?

毎年この時期になると8月のお盆のメーカー出荷止めが気になります。

早いメーカーだと、OATアグリオなどは、8月5日から盆明けまで出荷が止まります。

ある程度は、弊社でもお盆に向けた用意で少し在庫を増やしますが、費用や在庫スペース

の問題がありまして、あまり余裕を残した在庫を置いて、これが10月以降まで残ると

その先1年近く倉庫に寝かせることになり、商売効率の面から問題になります。

従いましてお盆過ぎまでに使用の可能性の高い農薬・肥料はお客様が予めご用意して

頂くよう、出来るだけ早めのお手配をお願い申し上げます。

お盆前、お盆直後は運送会社も高速道路の渋滞や累積する配達荷物で運びきれず、

しかも高速道路などもひどい渋滞状態となりますので、遅配などのトラブルも頻発

しやすくなりますので、宜しくお願い申し上げます。 メーカーはこのお盆の時期

を利用して農薬・肥料のプラント設備の解体整備を実施するところも多く

製造設備も全く動かなくなるところが多いと思います。

◎ところで、先日、今年12月から始まる新年度の農薬価格は値上がりするだろうとの

 予測をこのブログに書き込みました。 これについて変更するつもりはありません。

 しかし、その後YOUTUBEなどで経済の専門家の予測を見てみますと、現在の

 景気先行き予測のバロメーターである銅メタルの国際市況は高値から一時は20%急激

 に値下がりしており、現在は10%安で推移している。原油1バレルあたり115ドルまで

 上がったあと95.8ドルまで値下がりしてきている。 上記の銅相場の値下がりは

 この先の不景気を暗示しているのではないかとのことです。

 アメリカのインフレは9%まで上昇し、FRBは0.75%の利上げを実施して、インフレ

 退治に臨んでいるが、実際の米国の給与水準の値上がりはこのインフレの推移に

 追いついていないとのこと。 つまり、これは不況下の物価高でスタグフレーション

 になっているのではないかということです。 この時期にアメリカがさらに金利

 の引き上げをやる意向を発表しているが、これはアメリカが今後リセッションに

 巻き込まれ不況の度合いを強めていくのではないかとのことです。

 今迄好況を維持してきたアメリカがもしも不況に陥ると、日本、東南アジアは

 この影響をうけて不況に巻き込まれ数年はこれが続く恐れがあるということです。

 戦争をしているロシア、ウクライナはもとより、ロシアと敵対しているEU諸国、
 
 イギリスも含め世界中がこのアメリカのリセッションに大きく影響されることに

 なりかねない大きな問題となる恐れがあるということのようです。

 世界の大国の一つ中国はどうでしょうか? 中国は現在、恒大集団(中国第2位の不動

 産会社)が倒産寸前の状態で、他の不動産会社も大不況にみまわれています。また、

 ゼロコロナ政策の強硬により経済がストップし、大きな不況となり、新卒の大学生

 の就職率は20%だそうです。 ひどい状態ですね。

 25年間デフレが続いてる日本は、こうした事態になっても円高になり先行きは

 比較的に有利であるという評論家もいますが、少なからず影響をうける可能性が

 あると思います。   それでは。

           農薬通販JP   鳥羽 和興

◎追伸:このブログにあまり商売に関係無いことも含めて書き込んでいて、皆さん

 の反応が今一つ分かりません。 ご意見を頂けると幸いです。連絡先は下記の

 メールまでお願いします。

  メールアドレス:  toba2@toyodahiryo.co.jp

◎お知らせ: ダニオーテフロアブル・・・250mlの販売価格を値下げさせていただき    
       ました。 6710円→6380円(税込)になりました。

       宜しくお願い申し上げます。

by   at 09:25  | Permalink

ロシアとウクライナの戦争は・・・・

まだ当分終わりそうもない状況だ。  年末までに終わるかどうか心配だ。

それ以降は、寒い寒い冬がやってくるからだ。

この戦争の影響は、世界的に響きそうだ。 EU諸国、東南アジア、アメリカ、オースト

ラリア、日本も含めて海外からの輸入燃料、食糧、鉱物資源、材木なども含めて値上がり

している。 日本は円安が進んでいるのでより一層深刻だ。

これから先、農薬、肥料業界は経済的にどうなっていくのか心配だ。

農薬は毎年12月から新年度の価格改定となる。 肥料は6月と11月に改訂される。

農薬は肥料ほどには成分が多くないので値上げ率はより少ない。

原油から考えてみます。 基準は昨年3~4月の原油価格が昨年12月の計算基準となる。

これに対して今年の3~4月の原油価格がどれだけ値上がりしているかだ。

昨年春の原油価格は65ドル(1バレル)で今年春の原油価格は105ドルだ。

61.5%の値上がりだ。 これに円安の%を掛けなければならない。

この1年間に1ドル・・112円だったものが今年3月には1ドル・・125円になっている。

→11.6%1ドルの価値が上がっている。  68.6%値上がりしている計算だ。

(現在は1ドル・・138円ほになっています。)

これだけ変化しているとメーカーも収益にかなり響いていると思われます。

ですから、9月10月まで待って購入しようと思うのは遅すぎます。

もし、油を多く原料として使う農薬、機械油乳剤類、展着剤、乳剤製品などは

現在の7月~8月末くらいまでに購入しないと間に合わないのではないかと心配です。

アメリカのバイデン大統領もサウジアラビアを訪問して、石油の増産を依頼した

ようですが、これに対するはっきりした返事は無かったようです。

次に肥料ですが、リン酸は中国が世界最大の産出国です。ついでモロッコ、米国、

ロシア、ヨルダンです。  カリ鉱石は、カナダ、ロシア、ベラルーシの順です。

日本は資源小国で窒素肥料も中国から輸入、リン酸肥料も中国から輸入していました。

しかし、昨年からの中国国内の農作物の不作により、全部の肥料が1年で倍になり、

しかも品物が十分に輸入できない事態になりました。したがってヨルダンなど

かなり遠い国から輸入せざるを得ない状況になり、品不足と価格上昇、円安などが

響いているのが現状です。もともと中国は食料輸入国なのでこの事態は少しは状況が

良くなるかもしれませんが、多くは期待できない状況のようで不透明です。

日本は、食糧を輸入に頼らず(麦、畜産飼料などが典型です。)自給自足をする体制を

構築していく必要がもともとあったのです。

このような厳しい現状ばかりをここに書いて申し訳ありませんが、これが現状です。

農家の皆さんも現状を踏まえて早めに立ち回られるようお勧めします。

              農薬通販JP  鳥羽 和興

by   at 14:24  | Permalink
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