10月から翌年の9月迄です。 今年9月末で2022年度が終わりまして日本全国の農薬業
界の出荷実績がでました。 昨年12月から、農薬業界では値上がり品目も多かった
と思いますが、その実績を見ますと出荷実績で3093億円、前年比100.7％と横ばい
に近い数字でした。 お米を始め農作物価格が値上がりしなかった分、農薬等の生産資材
の購入金額があまり増加もしていないというのが、現状のようです。
さて、2023年度は先月、10月から始まりましたが、肥料が概算で15％、農薬が10％
程度の値上がりとなるようです。 品目により値上げ幅はかなり違うようですので、
なんでもかんでも買えばよいというわけでもないので、難しいですね。
燐酸、カリ、石油、銅などを多く含む製品は特に値上がり幅が大きいようです。
日本は世界中でも珍しい、デフレが25年も続いていた国ですので、あまり現在までの
世界中のインフレ状況には多大な影響はまだ受けていないようですが、米国、EU諸国、
は8％、10％のインフレに悩まされているようです。 従って、外資系企業からの
輸入農薬は、より値上がりしやすいように思います。
何故なら、人件費、輸送費、鉱物、石油原料など全てが日本とはけた違いに
値上がりしているからです。
そんな中で、農薬通販ＪＰをご利用いただいている私としては、こうした状況の
中で、賢く農薬を安く購入する方法をご提案させていただきます。
それは、「訳あり製品」を購入されることです。 農薬には有効年限が有ります。
短いもので3年、長いもので5年です。 有効年限が切れているものは販売できません。
これは問屋としては、高い農薬を仕入れて、年月を置いて売り物にならなくなります。
そして物によっては処分費用まで負担して廃棄物として有料で処分します。
廃棄物処理費用はすごく高いです。
ただ、私はこの業界で56年も働かせていただいていますので、少し詳しいです。
3年の有効年限はどうやって決めているか？ 3年経つと成分が変化して薬害や
効果が無くなるのか？ 全てがデータによって実証されている訳ではないと思って
います。 メーカーによって4年、5年と保管して、テストして化合物が変化しない
、大丈夫と確認できたものは、製造後4年、5年の有効年限表示しています。
では3年の有効年限のものはどうか？ これは検査、検証をしていない製品も
有ると思っています。（これは私の私見です。また、有効年限が切れているものを使用し
た場合の効果不足、万が一の薬害発生につきましてはメーカーの責任は回避されますし、
これは使用者責任となりますのでご承知おきください。）
兎に角、農薬通販ＪＰの販売品で来年の10月に有効年限の切れる商品を安く
仕入れて使用することは、経済的であり、お勧めです。
宜しくお願い申し上げます。
農薬通販ＪＰ 鳥羽 和興
◎追伸 農薬も種類によっては揮発性（ガス化しやすい成分）があるもの、などで
保管方法、場所（冷暗所でない、太陽光線を浴びるところなど）によっては化学
変化してしまって効果が無くなる場合もありますのでご注意ください。
また、肥料には有効年限などは無いことをご承知おきください。
