トップページ » 2023年11月

10月から始まった令和6年度の農薬価格は・・・・

平均、2.2%程度の引上げとなったようです。  それでも値上がり率の高い農薬は

10%を超えるものもあるようです。 農薬価格は、毎年全農と取引き先メーカーの

交渉により決まるので、私たち商社系の卸問屋には情報が入ってくるのはどうしても

遅くなります。 また、中には、商社系に対する流通のみのメーカーもありますので、

全部出揃うのは、令和6年3月頃になります。 その他、ホームセンター専用農薬や

ゴルフ場専用農薬などもありますので、これも上記商品と同様の時期になります。

また、国際的な資源価格の高騰や原油相場の高騰や世界的なメーカーの諸事情に

より、原則的に1年に1回の価格変更の原則が急遽変更され、期中に価格が変更

となる場合も、たまにあります。  農薬は原則年1回、肥料は6月と11月の2回、

その他、農業資材はメーカー各社の都合により、不定期に年間数回価格変更が

なされることが有りますので、ご注意ください。

           農薬通販JP  鳥羽 和興

by   at 11:13  | Permalink

2021年にスリランカのゴタバヤラジャペクサ大統領は・・・・

大統領選に当選し、21年4月に、スリランカの農業を全て、今後10年間をかけて、有機農

業に変えると 宣言し、化学肥料、農薬の使用を禁止しました。

そしたら、その年のコメの収穫量が20%減収し、お米の価格が50%上昇しました。

このため、620億円のコメの輸入をしなければならなくなりました。

その他、茶、ゴム、ココナッツの収穫量も大幅に減少し、やむなく11月には化学肥料

の使用を復活させました。 そして、22年2月には、主要輸出農産物への有機農業

への移行を停止しました。 この国の茶の生産者からは、上記強制的に有機農業

への移行をしたため、茶の生産量が減少したとして、580億円の賠償を求められた

ということです。 この大統領はこの失策により、この国から脱出して、他国へ

逃れたということです。 今から200年前までは日本でも同様ですが、国民の

90%が農業に従事して、農業を行っていた。それでも今の3分の1くらいの

人口しか生きて行けるだけの食料しか確保できなかったわけですから、いきなり

全部有機農法に変えるのは無理があったのではないかと思われます。

           農薬通販JP  鳥羽 和興

◎私も今年8月に小学校時代の人と同窓会に行った時、農薬、化学肥料は使ってはいけな

 いと説教されましたが、この話を例にあげて、今度会ったときに説得してみたい

 と思いますが、納得してもらうのは難しいかもしれませんね。 

◎今から3か月ほど前にある方から農家の方々は農薬を手や体に触れたり、これを

 農作業で吸い込んだり、頭からその希釈液をかぶったりしているから、長生き

 できないのではないか? との話が有りました。 私も以前から農薬や食品添加物

 は体に悪いとよく言われることが、今までよく言われたことがあります。

 そこで、GOOGLE検索して調べてみました。自営農業者の男性の平均寿命は81.5才、

 女性は87.1才でした。 それ以外方々の平均寿命は男性が73.3才、女性が82.5才でし     
 た。(これは、2017年6月末に日本農業新聞で発表された記事による。)        
 日本人は世界の中でも、農薬を使う頻度は高いと思いますが、平均寿命は

 世界一長いです。  その中で農家の平均寿命は一般の方に比べて寿命が

 長い事が分かり、一安心しました。60年もこの業界で働いていると

 いろいろ気になることが多いですね。

by   at 16:01  | Permalink

現在、国会で議論され、岸田内閣が・・・・

その人気が・・・・・・

低下しているのは、国民の生活が諸物価の高騰(インフレ)により、苦しい状況で

あるのにその対策が不十分であり、国民の大部分に不満があるのに、これに答えていない

ためです。 逆に防衛費の増額に伴い増税を検討しているようです。 その他、インボイ

ス制度の導入により、小規模事業者からも消費税を無理やり取り上げるということを

実施しています。 2020年の国の税収の一番の稼ぎ頭は消費税で、国の税収の60.8兆円

の内のトップで21兆円です。その次が所得税で、19.2兆円。3番目が法人税で11.2兆円、

その他の税が9.4兆円です。(2020年時点。)

消費税を取り始めたのは1989年、34年前で、3%でした。

この税金は子供から100才を超えるお年寄りまで、一律に10%(一部8%のものも有

る。)を徴収するという、弱者に厳しい税金です。 経団連からは、この消費税を

2012年において、2017年から2025年にかけて、17%から25%に引き上げて、早期に

プライマリーバランスの黒字化を達成すべきだとの提言が出されています。

それでは、30年前の税収構造はどうなっていたかというと、

1990年の税収合計は60.1兆円で、消費税は4.6兆円、所得税は26.0兆円、法人税は

18.4兆円、その他が11.1兆円でした。 上記の2020年と比較すると消費税が

16.4兆円増えて、法人税が7.2兆円減少しているのが分かります。

消費税は高齢化社会の福祉にお金がかかるからどうしても必要であるとの

ことで3%から10%まで増やしてきたのに、これを他の支出(企業税収分の代替)にも引

き当てていたということのようです。 25年~30年間も不況、デフレが続き、日本のG

DPが4.9兆ドルと、1995年から2021の26年間でほぼ横ばいに推移しており世界第3位で

すが、今はドイツに抜かれて第4位になったとも言われています。この間、アメリカ、中

国は数倍ののびを見せており、かなり追い越され衰退していると言われています。

もっと国の財政主体に考えるのではなく、国民の幸せ、満足のために行っていく

政治が望まれていると思います。

今日は、また農薬と直接関係ないことをブログに書き込みまして申し訳ありません

でした。

       農薬通販JP   鳥羽 和興

◎消費税はヨーロッパ各国でも実施している国も有りますが、コロナの流行が

 経済に影響していると判断すれば、その税率を臨機応変に国民が必要不可欠のものには

 かなりその率を引き下げたりしているそうです。 (ご参考までに。)

by   at 10:49  | Permalink

農薬年度は10月から始まって翌年の9月までで・・・・・

1年が終わります。  余程の原料の高騰がなければ期中に価格変更となることは少な

い。但し、一部のメーカーは、全農と取引きが無い場合はその例外となります。

昨年の10月からの令和5年度は鉱物資源や原油の値上がりなどによって平均8%くらい

の値上がりとなりました。今年度、令和6年度は、まだ全部の農薬価格が決まったわけで

はありませんが、平均4%~5%程度の値上がりとなったのではないかと思います。

昨年度よりもメーカーの採算が悪くなっているとみえて旧価格での問屋の買い込み

には応じない傾向もみられており、問屋の在庫もあまり無いことから、旧価格での

流通は、昨年よりも難しくなっていると思います。

今後を考えると、来年4月以降は、通産省の指導による長距離トラックの運転手の待遇改

善の観点から、いわゆる2024年問題というのが噂されており、長距離運送は、規制さ

れ、途中で運転手の交代、宿泊が義務付けられるようです。従って運送費用が高騰

することが加わるため、あらゆる物資の価格が値上がりすると思います。

もちろん、原油も値上がりしているので機械油乳剤はその容器も鉄であるので、これも

値上がり要因になると思われます。具体的に商品毎の値上がり幅については、

取引先との関係もあり、公表は出来ませんので、ご容赦ください。

岸田総理も連日、企業の社員の賃上げも来年から値上げしますと、国会で公約

のように言っておられるので、あらゆる製品の値上がり要因になっていくと

思われます。

        農薬通販JP  鳥羽 和興

◎インフレ時代は現金よりも物に変えるのを早くした方が良いようですね。

by   at 15:37  | Permalink
2023年12月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31