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農薬業界の価格条件の決め方は・・・・・

かなり特殊です。 農薬価格変更は1年に1度、メーカーと全農との交渉によって

1か月以上かけて決まります。 そして原則的には12月1日からスタートします。

農薬年度は10月1日から9月30日までで1年ですから、10から11月末までは空白期間

です。  そして12月末頃までに、全農から全国の農協へ新年度価格が連絡され、

各農協ごとに農家向けの小売価格が発表されていきます。 我々農薬問屋へは、

12月からメーカーからの新年度価格が連絡は有りますが、販売条件は12月から

翌年の1月末頃までかけて、各メーカーから連絡が入ります。 この間、2か月

掛かります。 メーカーによっては全農と取引きが無いメーカーもあります。

この場合は新年度価格の発表が1月末頃になるメーカーもあります。

従って、農薬問屋は全部の価格設定を待って新年度の価格表を作製するのは

2月後半になります。 そうすると10月から新年度の商売がスタートするのが、

5か月近くかかるという、他の業界には無いくらい遅いんです。困りますね。

10月に入ってからメーカーと価格交渉をされている全農さんは有利でうらやましい

です。

次は、農薬通販JPのホームページに以前記載していた、弊社の在庫状況ですが

現在は掲載しておりません。 これは、いろいろな事情が有りまして、一つは

業界でメーカーなどが品切れ、品薄になっている商品の在庫が表示されていると

比較的大手の同業問屋、大手の小売店などに早くお買い上げ戴いて、すぐに品切れ

となってしまいます。 これは通販サイトとしては困ります。 より多くの農家の

方々に、幅広くお買い上げ頂きたいと思っているからです。 毎年のように

メーカーサイドの工場の不都合、製造量が少なすぎたり、病害虫の発生が異常に

多かったり、メーカーの在庫が少なすぎたりとかの問題が発生しています。

この様な事情がいろいろと出てくるため、ほんとは在庫を常に表示しておきたい

のですが、上記のような事情が生ずるため、仕方なく掲載をしておりません。

でも、お電話で、お問い合わせ頂ければ、すぐに在庫の有無につきましては

ご連絡させていただきます。 また、農薬通販JPでのお取り扱い商品につきまして

は、毎日、在庫状況をチェックして、その補充には努めておりますので、ご心配

なく、ご発注をお願い申し上げます。

           農薬通販JP   鳥羽 和興


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