今日も日本の円は円安が止まりません・・・・・・
日本の円安は数日前から1ドル153円台になっていて止まりませんね。 専門家の予想
では今年中に160円にはなると言っておられます。これは政府や日銀が円安の方が
日本の輸出が競争力を増してGDPの押し上げになり、日本の経済状況が良くなると
思い込んでいるからのようです。 しかし、日本は輸出によって経済が成り立っている
国ではないそうです。 今迄にもこの円安により、資源や食料(ソバ、小麦など)などを
輸入してきている状況で国民は物価高に苦しめられています。 賃金は一流企業は
賃上げをしていますが、日本のサラリーマンの90%以上は中小企業に勤めています
から生活はますます苦しいですね。 日本のGDPは世界第3位で、最近ドイツに
抜かれて4位に落ち込んだそうですが、日本のサラリーマンの給料は世界と比べると
購買力平価で比較すると世界で21番で安いです。これは日本人が外国と比べて
転職をする人が少ないことも関係してるようです。 世界の物価を比較すると
マクドナルドハンバーガーで比べると日本は世界44位です、メキシコ、ブラジル、
韓国、タイ、中国、パキスタンよりも安くて、ベトナムと比べても6円高い450円
で日本のマクドナルドハンバーガーは売られているというから驚きですね。
なぜ、日本はこのように貧乏な国になってしまったのか。これは大いに官僚と
政治家に責任があると思います。 25年間以上続いてきたデフレ。 これは
財務省による緊縮財政の継続による(ゼロベース予算)の影響。これにより、
①公共事業費、②学術研究費、③防衛費を永年にわたり抑え込んできたこと。
国債の発行により明治初期から投資し続けてきたインフラ投資を抑え込んだことが
影響しました。(第2次大戦後、日本を一時的に治めていたGHQにより、国債の発行を
法律的に増発しないように法令で、日本の財務省は発行できないようにしていた為。)
これに加えて橋本内閣の頃より増やし続けてきた消費税増額が
国民の貧困化を進めました。(今現在の国家の税金は給与から天引きされる税金と
消費税を合わせると税収の60%を占めます。20%が企業からの所得税、残り20%は酒
税やその他の税金です。) これを見るとサラリーマン、一般国民がいかに税金に
苦しめられているか分かりますね。ちなみに日本は相続税率が50%で世界最高率
です。これでは日本にお金持ちは育ちませんね。
この様な状況でもなぜ現在、円安が止まらないのか? これは日本が平成2年の頃に
半導体生産で世界一になり、米国の不動産を買いまくっていた頃、米国によって
円高に強制的にしむけられ、輸出が出来ないようになり、中国を始め、台湾、タイ、ベト
ナムなどの諸国に工場移転をするようになった。日本の産業が空洞化したからです。
その後、米国でGAFAMなどの巨大企業が急速に成長をし続けました。
日本は今では、国際収支が赤字の年が出てくるようになっています。 これはメール
やインターネットでグーグル販売などの利用がどんどん増えたため、日本が上記の
GAFAMなどの巨大企業に支払っている金額が年間4兆円を超えています。また、
日本にも保険会社が多く有りますが、日本では災害が頻繁に有るため、保険会社が
さらに外国の保険会社に再保険を掛けている金額が大きいようです。
IT産業やその他の日本の大企業は中国での生産から国内回帰をしている影響により、
日本国内のGDPはプラスへと転換していくと思いますが米国の巨大企業から、
国内への回帰は、なかなか難しいと言われています。 このため、さくらインターネット
への補助金を日本の経済産業省が出したりして応援をしています。
日本の政治家もマスコミも外国や企業へ政治的なパーティ券などを売って、自分の
懐ばかりを増やす努力をしないで、国家、国民のための政治をしてもらいたいですね。
農薬通販JP 鳥羽 和興